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茨木神社

茨木神社夏祭

茨木神社夏祭
~摂津国「島下郡の祇園祭」~

7月13日 宵宮(触れ太鼓巡行)

7月14日 本宮(神輿渡御・太鼓巡行)

夏祭のあゆみ

茨木神社夏祭の神輿渡御は、遅くとも江戸時代中期には始められていたと伝えられています。疫病退散や氏子地域の平安を願う祭礼であり、摂津国「島下郡の祇園祭」として親しまれてきました。現在、氏子の方々によって担がれている大神輿の側面に飾られている御神鏡には、宝暦10年(1760)の刻銘が入っており、この年に大神輿が新調されたと考えられます。このことからも茨木神社夏祭には、長い伝統を感じることが出来ます。

大神輿の御神鏡

大神輿の御神鏡【宝暦10年(1760)の刻銘】

夏祭は、江戸時代より各町会によって運営されてきました。享和3年(1803)の古文書には、その年の各町が担う役割が細かく記載されており、例えば西外之町(現在の宮元町周辺)では太鼓を叩く「太鼓打」が5人、太鼓が載っている台車を動かす「太鼓かき」に15人奉仕することが記されています。

昭和12年夏祭 太鼓の巡行

昭和12年夏祭【太鼓の巡行(現在の本町付近)】

また文政6年(1823)の記録では、夏祭の夕刻、各町会が「お迎え提灯」を神社に持ち寄り、献灯していたことが分かります。

昭和12年夏祭 太鼓の宮入り

昭和12年夏祭
【太鼓の宮入り。境内に「お迎え提灯」が見える。】

このように夏祭の神輿・太鼓の渡御は、江戸時代から各町会の人達の力によって支えられ、現在まで受け継がれてきました。

昭和38年夏祭 大神輿の渡御

昭和38年夏祭【大神輿の渡御】

昭和38年夏祭 子供神輿の渡御

昭和38年夏祭【子供神輿の渡御】

夏祭の今

まず5月に各町会の代表によって祭礼委員会が組織され、夏祭の準備が始まります。各町から子供・大人の奉仕者が選ばれ、7月に入ると太鼓や神輿の稽古が行われます。稽古の指導や夏祭の実務は、夏祭保存会(石門会)の方々によって担われます。
7月13日【宵宮】は、触れ太鼓が氏子地域を巡行し、翌日の神輿渡御を氏子に知らせます。

7月14日【本宮】の午前に本殿にて神事斎行の後、大神輿・枕太鼓・子供神輿が一日にわたり氏子地域を渡御します。

大神輿の宮出し

大神輿の宮出し

渡御の途中4ヶ所の御旅所で「御旅所祭」を斎行しながら、渡御列は氏子地域を進みます。また地域各所には、各町会ご奉仕による休憩所が設けられ、暑い中の渡御を支える奉仕者の潤いの場となっています。夕刻から始まる、多くの参拝者で賑わう境内ヘの御神輿の宮入りは勇壮です。

宮入りへ向かう太鼓

宮入りへ向かう太鼓

子供神輿の宮入り

子供神輿の宮入り

大神輿の宮入り

大神輿の宮入り

このように茨木神社夏祭は、氏子の方々の大きな力により支えられています。

動画で見る夏祭

神輿・太鼓の稽古風景から夏祭当日の様子を簡潔にまとめた動画は、こちらからご覧下さい。

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