茨木恵美須神社は、古い歴史がありながら終戦当時は少しの露店で吉兆や笹が出されるくらいで、たいていの方は西宮や今宮へと言う状況でした。そこで、茨木の商業人が一丸となって立ち上がらなければという気運が高まり、昭和28年に茨木恵美須講が結成されました。
講が結成されて以来、これまで歴代の講元を中心に一丸となって一月の十日戎斎行では、諸々の準備から商店・企業への挨拶回り、そして当日三ヶ日の早朝から深夜までに及ぶご奉仕等多大のご尽力をいただいてまいりました。
このような中「十日戎」は年々その賑わいを見せる一方、恵美須神社社殿の修造営をはじめ、境内防犯灯の設置、そして朱塗り春日燈籠の建立等境内整備にも多大なご尽力を賜っております。
昭和24年、戦争のため一時中断されていた夏祭渡御を復活すべく、氏子有志が中心となって「神友会」が結成され、みごと夏祭渡御が斎行されました。
昭和45年、千里丘陵で開かれた万国博覧会での「日本の祭」に当神社から枕太鼓・子供神輿の参加を契機に、「神友会」を発展的に「石門会」と改名し今日に至っています。
夏祭渡御の中核としてその諸準備全般・備品管理はもとより、毎年、大晦日の越年祭参列とその後、参拝者への祝餅授与のご奉仕、毎月一日早朝の正式参拝や神社諸行事へのご奉仕をいただいております。
茨木神社敬神婦人会は、昭和26年11月に、神社をよりよく理解して協力奉仕に勉め、敬神の誠を一層深めようと結成されました。現在の会員は約二百五十名となっております。
結成以来今日まで毎月一日に、当会役員が集まり本殿にて、全会員の安全厄除祈願を、また伊勢の神宮へは毎年代表参拝に行かれるとともに、神宮大麻(神宮の神札)の頒布や、神社暦・新年の祝箸などを全会員に配布を続けておられます。
一方茨木神社の祭儀(夏祭渡御・七五三詣等)においても、その準備やお手伝い等のご奉仕をいただいております。
茨木神社雅楽会は、平成元年に市内在住の元宮内省楽部の楽師を講師に迎え、雅楽の研鑽並びに神社の諸祭典に奉仕することを目的に発足しました。当初は神職他数名で始めましたが、現在三十数名の会員が入会しております。
神社の春・夏・秋のお祭では雅楽奉納をはじめ、恒例行事での奉仕、また音楽会での演奏など活動されております。雅楽にご興味をお持ちの方は、雅楽会入会案内のページをご覧下さい。