御本殿創建四百年記念事業として遂行してまいりました「令和の大造営」が、皆様のお陰をもちまして無事完遂することが出来ました。心より感謝申し上げます。造営に関する諸神事を特集したページを更新しております。こちらのページよりご覧下さい。
カテゴリー:その他
御本殿創建四百年記念事業「令和の大造営」の節目の重儀である正遷宮(しょうせんぐう)を、9月20日午後7時より斎行いたしました。正遷宮とは、仮殿から本殿へ大神様をお遷し申し上げる神事です。
修祓(お祓い)の後、まず仮殿にて神事を行いました。そして大神様を奉戴した輿を中心とする遷御の列が新本殿へと進み、無事に入御されました。その後、新本殿にて神事を行い、約1時間20分にわたる正遷宮が終了しました。多くの方々にご奉拝いただき、誠にありがとうございました。
9月21日からは、新本殿にてご参拝・ご祈祷をお受けいただくことになります。どうぞ新しい御社殿にご参拝下さい。また仮殿は解体工事に入りますので、参拝の皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解・ご協力をお願い申し上げます。
令和4年8月27日(土)・28日(日)の両日午前10時から午後4時まで、「お白石持行事」を実施いたしました。これは氏子・崇敬者の手によって、浄められた白石を、大神様がお鎮まりになる社殿の周囲に敷き詰めていただく行事です。多くの皆様にご参加いただき、誠にありがとうございました。
まず受付にて白布を受け取った後、新本殿右奥へ進み、そこで修祓(お祓い)を受けていただきました。その後、お白石を白布に包んで、まずは天石門別神社(奥宮)瑞垣内にお白石をお納めいただきました。【天石門別神社は、元和8年(1622年)に茨木神社本殿を造営するため北へ約30mご遷座申し上げ、現在の地にお鎮まりになられています。今年はそれから四百年の佳節を迎えます。】
次に再びお白石を白布に包んで、唐門より新本殿瑞垣内に入り、新本殿周りへお白石をお納めいただきました。【茨木神社本殿は、元和8年(1622年)に3柱の大神様をお祀りする現在の形式の本殿が造営されました。今年はそれから四百年の佳節を迎えるにあたり、造営事業を実施いたしました。】
最後に、新しく造営された御社殿をご見学いただきました。本殿は解体修理の後、可能な限り旧本殿の木材を再利用して復元いたしました。一方幣殿・拝殿は、完全に新しく造営いたしました。本殿を復元することによって先人達の氏神さまへの想いを次世代に受け継ぐと共に、時代に合った幣殿・拝殿の造営を目指した今回の造営事業の趣旨を感じていただけたのではないでしょうか。
令和4年9月19日午後7時より、いよいよ仮本殿より新本殿へ大神様をお遷し申し上げる正遷座祭を斎行いたします。皆様にお納めいただいたお白石と共に、新社殿は次の時代へと引き継がれていきます。
新年明けましておめでとうございます。新しい年も、皆さまにとって幸多き良い年となりますようお祈り申し上げます。初詣、個人・団体の御祈祷につきましては、こちらをご覧下さい。
11月25日~28日、茨木青年会議所主催「願いを込めた風鈴1,000個を茨木神社に飾ろう!」が当神社南鳥居前にて開催されました。多くの方々の願いが書かれた風鈴が飾られ、参拝の皆さまがご覧になっておられました。「コロナ禍という厳しい環境の中だけれども、市民の皆さまが訪れるだけで明るい気持ちになる場所にしたい」という主催者の想いが実現した行事となりました。
また11月28日には、同じく茨木青年会議所主催「ヒト×モノ×ミライ市」が当神社境内にて開催されました。晴天の中、本当に多くの方々にお越しいただきました。茨木にゆかりのある「ヒト」・「モノ」が集まり、それぞれの魅力を発信することで、新しい茨木の「ミライ」を創り上げる良い機会となる行事となりました。
これらの行事に参加された皆さまに心から感謝申し上げると共に、企画運営された茨木青年会議所の方々に篤く御礼申し上げます。
現在、御本殿創建四百年記念事業「令和の大造営」を遂行しております。これは元和8年(1622)に現在の形式の本殿が創建されてから、令和4年(2022)で四百年を迎えるにあたり、本殿の解体修理ならびに幣殿・拝殿の新築を行うものです。
昨年11月に本殿地鎮祭を斎行してより約1年にわたる間、工事関係者のご尽力により順調に工事が進行してまいりました。そして11月12日(金)午前11時より美しい秋晴れの中、神社関係者・工事関係者の参列の下、本殿上棟祭を斎行いたしました。
上棟祭の中心神事である「上棟の儀」では、古式に則り諸儀が執り行われました。まず神職により、新御本殿の棟木を清める「清祓の儀」を行いました。
次に「曳綱(ひきづな)の儀」と言われる、全員で棟木を棟に曳き上げる所作を行う儀式を斎行しました。
これは「槌(つち)打ちの儀」と呼ばれ、工匠達が棟木を棟に打ち固める所作を行います。
そして、これは「散餅銭の儀」と言われる、餅銭を建物の四方に散じて、災禍を除く儀式です。
最後に、宮司から工匠長に棟札(工事の記録が書かれた木板)を渡し、建物に奉祀する「棟札奉祀の儀」が執り行われました。
令和4年秋には、社殿の竣工、そして仮本殿から新本殿へ大神様をお遷し申し上げる正遷宮を予定しております。これからも安全に気を付けて工事を遂行してまいります。皆様のご理解・ご協力をお願い申し上げます。(現在も仮本殿にて通常通りご参拝・ご祈祷が可能でございます。)
毎年7月13日(宵宮)・14日(本宮)に斎行いたします夏祭ですが、今年は昨年に引き続き新型コロナウイルス感染拡大防止のため、神輿・太鼓の巡幸・巡行は中止いたしました。14日午前9時30分より神職並びに神社関係者のみ参列のもと、本殿祭を斎行いたしました。その後、神輿をトラックに奉戴して4か所の各御旅所へ向かい、順次御旅所祭を斎行後、昼頃には神社に戻りました。
また午後2時からは、茨木神社雅楽会によります奉納演奏が仮拝殿にて行われました。
早くこのコロナ禍が終息し、氏子の皆様によって盛大に執り行われる本来の夏祭が少しでも早く戻りますことを祈念申し上げます。